『五分でできることを述べなさい』
「昼ご飯なら食べれるや」とはの弁。
常日頃の生活が垣間見えるような答えだ。
「そうね。百万を一億にできるわ」とは沙織の弁。
財団を運営している彼女はもちろん、株にも強い。
「ねえ。アイオロスは五分で何ができると思う?」
たまたま街からの帰り道に通った人馬宮。
その廊下で寝そべって、夕涼みをしていたアイオロスに、
は先ほど頭に浮かんだことをぶつけてみた。
「五分? 五分かあ」
「うん。思ってるより結構長いよ」
「そうだな。五分ってことは三百秒だから……」
うーん、と悩んでアイオロスは答えを出した。
「三百億人の敵が倒せるな」
彼は根っからの聖闘士だったようである。
+++一言++++++++++
一秒間に一億発のパンチ&一発が一撃必殺と考えて。
でも五分間ずーっとパンチするのってしんどいと思う。
(04/04/21 作成)